1.水子供養のサイトを作った理由
私が流産して、亡くなった赤ちゃんを水子供養しようとしたとき、あまりにも情報がなく困り果てました。菩提寺では水子供養はしておらず、ネットで探した近所のお寺で水子供養をお願いしましたが、詐欺まがいの行為に遭ってしまいました。
水子供養について調べて分かったことは、意外にも詐欺(まがいの)被害に遭った方が大勢いること。水子供養は内密で行われることが多く、詐欺まがいの行為に遭っても、事が事なのでそれを口外する人は少なく、被害の実態を知る機会は少ないようです。ですから、私が詐欺まがいに遭った経緯と体験談をここに残しておこうと思います。
私達の望みは、赤ちゃんが安らかに天国に旅立てるようにただただ祈りたい、というものです。しかし、水子供養の情報サイトは、お寺や神社が運営している「宗教観」や「宗派の道徳」を押し付けるものが多く、詐欺サイトとの区別がつきにくく中立性に欠けます。そこで、なるべく中立の立場から水子供養の最新の事情についてまとめることにしました。水子供養は「いつするのか?」「どうのような方法で?」「料金は?」など自分の知りたかったことを中心にまとめて行く予定です。
2.赤ちゃんを供養しようとしたら詐欺に遭った
結婚してから3年、不妊治療の末に自然妊娠することができました。卵管造影検査後、2回めの周期で妊娠が判明しました。順調に7週目で心拍を確認できたのですが、8週目で心拍確認できず、翌週も心拍確認できず稽留流産が確定しました。
しかし、手術までの1週間、お腹は大きいままで、実は誤診だったのではないかと、何度も何度も思い悩み続けました。ただただ辛かったです。手術は一瞬で終わり、あまりの短時間の手術に言葉に言い表せない悲しみに襲われました。手術後の入院中、喪失感と脱力感に苛まれ、気が付くと泣いていました。
亡くなった赤ちゃんは病院側から渡して貰えませんでした。ですが、せめて赤ちゃんを懇ろに供養したいと思い、夫と相談して水子供養をすることにしました。
私の家は浄土真宗で、菩提寺に問い合わせたのですが、水子供養はやっていないとのことでした。しかし、供養せずというのには心で納得がいかず、ネットで検索したお寺に水子供養をお願いすることにしました。自宅の近くにあり、口コミサイトでも悪いことは書かれておらず、HPもきちんとしていて、相場より安い供養の料金(5000円)が決め手でした。
しかし、供養に行くと、自宅で祈る用の仏様の描かれたカード5万円を購入し、卒塔婆を3万円で建てるように強く勧められました。その他にも100日ぐらいの供養とか色々と勧められた記憶がありますが、はっきりと思い出せません。私達が難色を示すと、「亡き子のいのちを軽視している」「水子の魂がきちんと成仏できない」と説教を始められました。そこからはよく思い出せません。仏教の教えを長々と説いていましたが、頭に入ってきませんでした。止めることのできない涙が溢れていました。
いのちを軽んじているはずありません。元気に産んであげたかった。産んであげることができず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで、毎日、毎日ごめんねと謝っていました。なんでこんなことを言われないといけないのでしょうか。気持ちの整理はできず、ひたすら赤ちゃんに謝っていました。
しかし、これで終わりませんでした。数日後、霊能力者の方から連絡があり、水子の置物台15万円等を買わなければ、赤ちゃんは天国に行けない、という電話がかかってきました。流産したことは親しい人にしか言っていませんでした。お寺の方が個人情報を流した証拠はありませんが、そうとしか思えません。 実際に、エキサイトニュースのような詐欺事件がありました。他にも、ネットで調べてみると住職さんの奥さんが噂を流して広まり、トラブルになったということが結構あるようです。
3.ネットを通して水子供養をしました
私は憔悴仕切っていました。毎日赤ちゃんに謝っていました。買い物に行くと目に入るベビー用品を見るだけで胸が張り裂けそうでした。夫も辛く、仕事で疲れているのにも関わらず、終わっていない家事を手伝ってくれました。
赤ちゃんが悲嘆にくれ続ける自分の姿を見たら、どう思うだろうか?赤ちゃんも困ってしまうのではないか?と考えることにしました。支えてくれる夫のため、赤ちゃんのため、そして自分自身が前を向く一歩のため、もう一度、きちんと水子供養をしたいと思いました。
- 宗教色のある「説教(教え、道徳観)」を説いてこず、赤ちゃんのことを懇ろにいたわってくれる
- 個人情報の管理がきちんとしている
- お寺の料金に対する不信感(明確なお布施の料金)
水子供養をこれらの条件を満たすところでしたいと思いました。
今回は、ネットで水子供養の情報を詳しく集めることにしました。しかし、ネットでの水子供養の情報は少なく、お寺が運営しているサイトしか見つかりませんでした。
その結果、見つけたのが「プチ水子供養」でした。水子供養をインターネットで申し込み、大黒山東泉寺(住職:川合健公 氏)で供養してもらい、その様子を配信された動画で見るというものでした。現代の水子供養の新たな定番となっているようです。
言い方は悪いですが、インターネットを通して水子供養なんて!と驚きましたが、調べてみれば見るほど、自分の望みに非常に合っていることに気が付きました。
- 料金が明確な1万円で安価な部類。また、それ以上請求されることはない
- 匿名での供養も可能で、個人情報が漏れることなく安心
- 宗教的な説教をされずに、自分のタイミングで亡くなった赤ちゃんと向き合える
同じように匿名での供養を希望されたり、あやふやなお布施にの金額に悩むことなく、静かに供養したいと願われる方も多いらしく、実際に多くの方が供養されているということで安心しました。結論から言うと、私は「プチ水子供養」を以下の理由で選ぶことにしました。
- 水子供養について調べていると、水子供養は何度しても良いこと、どこでしても問題ないこと、が分かったから
- 亡くなった赤ちゃんを忘れないこと、幸せを祈ること、心に区切りをつけて赤ちゃんに見られていても恥ずかしくないように前を向いて歩き出すこと、という気持ちが形式よりも大切だと気付いたから
- 何より決め手になったのは、供養の様子が録画されるので、自分のタイミングで亡くなった赤ちゃんと何度も向き合えるから
実際に、「プチ水子供養」で水子供養して頂いて本当に良かったと思っています。特に、供養の録画が残ることが一番良かったです。自分のタイミングで何度も水子供養の動画を見ることで、ゆっくりと現実を受け入れることが出来ました。そして、赤ちゃんと自分の最後の思い出を動画に残しておけることが何より嬉しかったです。普通のお寺での供養では録画は残りませんから、「プチ水子供養」で赤ちゃんの幸せを願って心から良かったと思いました。
